NFTアートは現在、主にイーサリアムという仮想通貨(暗号資産)を用いて取引されています。

そこで以下の通り「NFT」にイーサリアムが用いられる理由について誰でも分かるように解説します!
ビットコインとイーサリアムの違い
ビットコインは非代替性ではなく代替性のある仮想通貨
NFTを支えるイーサリアムの「スマートコントラクト」
イーサリアムで取引するガス代(手数料)が高過ぎる問題
では、さっそく続きをご覧下さいませ。
なぜ「NFT」はイーサリアムで取引されるのか
Contents
ビットコインは非代替性ではなく代替性のある仮想通貨
以下の表にて、ビットコインとイーサリアムを比較してみます。
ビットコイン | イーサリアム | |
作成者 | サトシ・ナカモト | ヴィタリック・ブテリン(開発時19歳!) |
目的および用途 | 決済など | プラットフォーム |
発行上限 | 2,100BTC | なし |
代替性 | あり | なし(非代替性) |
よってビットコインは代替性のある仮想通貨(暗号資産)である為、現在NFT(非代替性トークン)の取引には用いられていません。
【おさらい】非代替性って‥
そもそもビットコインとイーサリアムは作成された目的が異なる為、両者は全く別物であるのです。

ビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産)はアルトコインと呼ばれており、そのアルトコインにイーサリアムも含まれています。
NFTを支えるイーサリアムの「スマートコントラクト」
「スマートコントラクト」はブロックチェーン上で自動的に契約を実行する仕組みのことです。
【おさらい】ブロックチェーンとは‥
イーサリアムには「スマートコントラクト」が備わっている為、NFTの取引に用いられているのです。

他にも「スマートコントラクト」に対応した仮想通貨(暗号資産)も登場している為、現在イーサリアムによるNFT取引のガス代(手数料)が高騰している状況も改善される見込みです。
イーサリアムで取引するガス代(手数料)が高過ぎる問題
現在、一回のNFT出品および購入時に¥5,000ほどのガス代(手数料)が生じてしまう為、NFTアートに手を出しづらい状況にはあります。
しかしPolygonなる第二のイーサリアム的な仮想通貨(暗号資産)でもNFTアートの売買が可能になっている他、日本でもガス代(手数料)無料のCoincheck NFT(β版)やHEXA(※しかも¥で取引できる!)等の新たなサービスが登場している為、今後の市場成長が見込まれます。

難しそうで抵抗が示されがちな仮想通貨(暗号資産)ですが、その技術は間違いなく私たちの暮らしを豊かにするものです。
時代の波に乗り遅れない様に、しっかり向き合って理解していきましょう!
◎ まとめ
- ビットコインは代替性のある仮想通貨(暗号資産)である為、現在NFT(非代替性トークン)の取引には用いられていなかった。
- 「スマートコントラクト」はブロックチェーン上で自動的に契約を実行する仕組みのことであり、イーサリアムには「スマートコントラクト」が備わっている為、NFTの取引に用いられていた。
- イーサリアムの他にも「スマートコントラクト」に対応した仮想通貨(暗号資産)も登場している為、現在イーサリアムによるNFT取引のガス代(手数料)が高騰している状況も改善される見込みであった。